桂川探検記番外編PSFESTIVALの巻
今回の話は98年4月某日に大阪城ホールで行われたPSフェスティバルの模様をレポートしたものである。
ちなみに今回は桂川は一切関係ありません。
隊員プロフィール
隊長 MAD / 今回はあまり何にもやってない。でも一応隊長。
副隊長 DAT / PSを最近買った。今回は、お祭りを味わいたかった様子
隊員 のりたけ / 成り行き上ついてきた感じ。何しにきたんだか……
隊員 はたくん / 大阪城ホールの正確な位置を把握している唯一の常識人。今回はカメラを担当
特別隊員しんちゃん/ MADの個人的な友達。他のメンバーとは初対面。PSクラブの唯一の会員。
以上 ・・・ 五名
***このお話はマルチサイトでおおくりいたします***
阪急電車のホーム
うう眠い…久しぶりに早起きして、瞼の重たいMAD。
とうに電車の来る時間だがいっこうに電車は来ない。
周囲の様子を見渡す。駅のホームはいつもより慌ただしい。
アナウンス「ただいま正雀駅にて落雷のため電車が大幅に遅れております――」
「のぉーー」叫ぶMADこれではせっかく立てた計画がおじゃんではないか!!
そうこうしているうちに電車に乗り込む。
意外な事に電車は空いている。
「とりあえず河原町までいってみんなと今後を検討せねば……」
ガタンガタン
「河原町―、かわらまちー」
「おっす」はたくんとしんちゃんと合流する
MAD「で、どうする?」
はた「取り合えず一番速いのに乗ってくしかないんちゃう」
アナウンス「正雀駅落雷のため今日の特急は全線運転を見合わせております」
一同「ぬぅわにお〜」
しんじ「どうする?」
はた「急行でいくしかないんちゃう。でもこんなん初めてや」
MAD「何もこんな日に落ちんでもいいだろうに」
しかたなく急行に乗って一路『梅田』を目指す一同(三名)
そのころ、他の系列の電車で、大阪城を目指すDATとのりたけは……
am8:00、DATはMADらとは別に京阪電車を利用して大阪城を目指すべく
のりたけと京阪三条駅へと向かっていた・・・
DATらがMAD達と別行動をとったのは、京阪電車の特急は実に迅速で快適であり
かつDATは通学定期を利用出来るというメリットがあったためである
歩くこと十数分、我々は駅に到着した
DATにとっては毎日通学している道だが、電車マニアののりたけは久々に京阪に乗るらしく
「俺、京阪の特急乗んの久しぶりねん」と先ほどから熱っぽく語っていた
地下のホームへ入るとすかさずのりたけは先頭車両が停まる方へ行った
DAT「別にいっちゃん前ちごてもいいんちゃうの」
「いや、先頭車両すいてるからー」とのりたけ
だが、DATは気付いていた!のりたけが先頭車両で「リアル電車でGo!」を
やりたいが為であるということを・・・
そして我々は電車へと乗り込んだ
リアル電車でGo!を一人で楽しんでいるのりたけの姿が微笑ましい・・・
梅田についた一同(MAD班)
MAD「えらい時間かかったなぁ」
はた「ほんまやなぁ」
通常急行でも40分で着くところが1時間かかっていた。
MAD「絶対あいつらこんなことになっとる事知らんから待っとるやろうなぁ」
もう予定より20分遅刻である。
MAD「ところで今日はどんなゲームのブースあるんや?」
しんちゃんの方を向く。しんちゃんはおもむろにポケットから雑誌の切れ端をさし出す。
受け取るMAD。
MAD「う〜ん、期待はしてなかったけど、ここまでしょぼいとは…
せめてメタルギアぐらいはあると思ったのに」
ひょいと隣に居たはたくんに手渡す。
しんじ「でも仕方ないって、時期が時期やし…」
はたくんはブースのラインナップを見て満足したのか、少し満足そうだった。
合流地点(大阪城公園駅)
DAT「おそい、おそい、ねむいっちゅーねん」
開口一番わけのわからないDAT。
MAD「いや、天変地異はおいしいところ。大いにネタ」
お得意の凡人にはわからない日本語でDAT&のりたけ、閉口
時計を見ると9:30。予定どうりの時間
MAD「さぁ、いざ出陣」
大阪城ホール
MAD「おお、並んどる。」
はた「でもすくないほうやで」
見た感じ500人以上はいる。
MAD「お前が来てくれてほんま、よかった」しんちゃんの方を向く
会員でない人は列にも並ばせてもらえない様子で、別のところへ集められている。
「ほんまオレらも大丈夫なんかぁー!」不安なのかそうでないのかよく分からないDAT
MAD「大丈夫やって」
DAT「でもよぉー、俺らは会員ってわけちゃうやんかぁ 土壇場で帰れとか言われたらヤバイよ俺」
MAD「きれる?」
DAT「そんなんきれるとかちゃうやんかぁー!イスラマバードォー!」
このような会話の隣でのりたけとはたくんはゲームのコピー問題について熱く討論しあっていた
待つこと四・五十分我々会員組は非会員組の皆様を横目に入場を許可されたのであった
MAD「いざ、出陣」
しんじ「それさっきもゆってたで」
DAT「オラァー!ただで貰えるもんは貰いまくれぇー!カプコンー!」
入場したその場所は暗いホールで様々にライトアップされていた
DAT「うぉうカプコンー!どこじゃー」
執拗にカプコンを探し求めるDAT
だがこの広い館内そうそう発見できるものでもなかった
我々は入場時に貰った案内図をみてとりあえず巨大な案内板の前に集まった
「んじゃ、ここからは別行動でいこか とりあえず見終わったら昼の12時にまたここに集合な」
とMADがやっとリーダーらしく仕切った
のりたけ「俺はDATと一緒に行くわ」
MAD「じゃ、阪急チームと京阪チームに別れていこか」
DAT「会津へ、会津へ行くんやぁ!」
館内をさまよう京阪チーム
そこではDATが相変わらずカプコンを求めてのたうち回っていた
だがそんなDATが角川書店ブースの前を通ったときその態度は一変した
DAT「うぉう、LU〜NA〜!」
角川ブースではルナ・ザ・シルバースターストーリーのクリアファイルが配られていたのだ!
のりたけのクリアファイルもGETしご満悦のDAT
そして、ガストのブースの前ではマリーのアトリエのポストカードらしきものが!
狂喜するDAT
だがのりたけはさも興味なさそうにそれをもらっていた
色々アイテムをGETしつつカプコンを探すDAT
その前にタカラブースのチョロQ3をのりたけが目ざとく発見した
「チョロQあるやん!」喜々として叫ぶのりたけ
DAT「じゃあちょっと寄ってく?」
そう聞く間もなくのりたけはコントローラーをにぎっていた
とりあえず対戦プレーを試みようとした時、オペレーターの人が親切に手ほどきしてくれた
プレー後「これ、買いかな」とかとりあえず言っておいてその場を去った
そしてついにDATはカプコンブースを発見した!
しかし貰えそうなものは何一つ無かった
DAT「うぉうー、なんももらえへんのかぁー!」
のりたけ「大名商売やなあ」
DAT「しかもポケットファイターだけかい!」
しかたなしにポケットファイターを軽く遊び(しかもかなり並んで)我々はその場を去った
DAT「後は体験版なんか貰えへんかだけやなぁー、カプコン」
のりたけ「とりあえず合流地点に戻るか・・・」
そのころ阪急チーム
あてもなしにさまよう阪急チームMADはとりあえず、
各ブースのパンフをゲットするため高速で一周した
MAD「ふう」
辺りを見回すMAD。二人が居ない。はた君としんちゃんがいない。はぐれちまったか?
仕方ないから、1人で廻る。
まず刻命館をプレイまずまずの出来、さらにスターオーシャンセカンドなどを体験
それなりに楽しむ。
MAD「つまんねぇ……」
中心部のいすを見るとメンバーがしんちゃん以外集合していた
そして合流後・・・
MAD「もう終わりか?」
のりたけ「つかれた」
DAT「はらへった」
MAD「なにしに来たんだか」
しばしの沈黙
とりあえず”体験版”ゲットしよ
はた「じゃあ後30分まとうや」
一同「OK」
そのころ、しんちゃんはシャドウタワーとギルティギアにかなりはまっていたそうな
30分後・・・
まったく体験版の配られる気配もなしに我々の疲労は限界に達しようとしていた
MAD「どうする?」
はたくん「もう帰るか?」
のりたけ「さっき聞いてきたけど体験版配布の予定はあるみたいやけど時間はわからんて・・・」
「のぅおぉー!!」ついに切れたDAT
ゴスッ!MADのボディブローでとりあえずその場をおさめる
MAD「もう帰えろ!どうせろくなんないやろ!」
隊長の提案により我々はこの場を去ることにした・・・
ここでしんちゃんとはわかれることになった
だが我々は、この後ダブルキャストの体験版が配布されたことを知り愕然となるのであった・・・チーン
所要時間 5時間くらい・・・
エピローグ
会場を出た我々はせっかくここまで来た事であるからと大阪城見物へとしゃれこんだ
素材集めのためデジカメを撮りまくるはたくん
大阪城
その後日本橋へと足を延ばすが、豪雨にみまわれさんざんな目にあい
しかも帰りの阪急電車も復旧せず、さんざん並んでぎゅうぎゅうの急行で帰るのであった・・・
レポート制作
メイン DAT
サブ MAD